頸椎損傷のJOC・山下会長「面会謝絶は続いているものの」「意識もはっきりしており、会話ができてる」JOCが容態発表
日本オリンピック委員会(JOC)は9日、頸椎損傷のため入院している山下泰裕会長の容態について「ご家族以外の面会謝絶は続いてはいるものの、事故直後から意識もはっきりしており、会話ができていると聞いております」と発表した。
その上で「依然復帰の時期は未定となっておりますが、ご本人、ご家族共に快方に向け、今できる最大限のことを行っていらっしゃるとのことです」と記し、「くれぐれもご家族・関係者(及び病院)への取材などは慎んでいただけますよう切にお願いします」と文面につづった。
山下会長は先月29日にプライベートで行動している際に転倒し、頸椎(けいつい)を損傷。30日に手術を受けて無事に終えたものの、家族以外は面会謝絶となっており、JOCでも限られた職員のみが対応に当たっているという。
2日に取材に応じた尾縣貢専務理事は「私たちにも詳細は伝えられていないが、(山下氏は)意識もあるし会話もできる状態。1日も早い回復を祈って、現場に復帰していただくことを切に願っています」と語った。またJOCとしての意思決定について、同専務理事は「今後の回復状況によってはわれわれ(幹部)が会長のもとに行って(理事会の議題等を)話すこともできると思う。いつまで代行になるかは今後の回復状況次第」と述べていた。