クライミング 16歳・安楽が圧巻の登りでV 五輪切符に「感情爆発」
「スポーツクライミング・パリ五輪アジア予選」 (11日、ジャカルタ)
ボルダーとリードによる複合の決勝が行われ、男子は16歳の安楽宙斗(そらと)=千葉・八千代高=が199・7点で制し、五輪出場権を獲得した。8月の世界選手権では楢崎智亜が既に五輪切符を得ており、男子複合の日本代表2人が確定した。
男子複合の安楽はボルダーを4完登し、得意のリードでも、ただ一人トップ(最高点)に到達した。減点がわずか0・3点というほぼ完璧な登りを披露。五輪切符を確定させると「感情が爆発した」と壁をたたいてガッツポーズした。14日に17歳の誕生日を迎えるホープは「金メダルを取って、クライミングをもっと知ってもらいたい」と来年の五輪を見据えた。