スピードスケートW杯 森重500mでV ライバルとの競り合い制す
「スピードスケート・W杯第1戦」(12日、明治北海道十勝オーバル)
男子500メートルで北京冬季五輪3位の森重航(オカモトグループ)が34秒64で優勝し、通算3勝目を挙げた。10日に勝った新濱立也(高崎健康福祉大職)は34秒69で2位。山本悠乃(日大)が4位、村上右磨(高堂建設)は5位。女子3000メートルは堀川桃香(富士急)が4分3秒42で2位に入った。この種目で初の表彰台となり、日本勢では高木美帆(TOKIOインカラミ)が優勝した2017年12月以来のメダル。男子5000メートルは一戸誠太郎(ANA)が日本勢最高の8位だった。新たに行われた混合リレーで日本は7位。
ライバルと競り合った最後の直線で「足、動け」と必死に滑った。森重は同走の新濱を0秒05差でかわすとガッツポーズ。2位だった10日の同種目で優勝した相手に雪辱した。所属企業から応援に駆け付けた同僚の前で「いいところを見せたいという思いで滑った。うれしかった」と笑顔。500メートルで昨季W杯は1勝。今季開幕戦は2位、優勝と好スタートを切り「常に表彰台に上れる選手になりたい」と決意を新たにした。