スケボー13歳・小野寺吟雲 大会初連覇 またも強心臓を発揮「楽しみながら、自分に勝てた」
「スケートボード・ストリート日本選手権」(18日、ムラサキパーク立川立飛)
決勝が行われ、男子は、昨年史上最年少優勝の小野寺吟雲(13)が268・21点をマークし、2連覇を果たした。連覇は男女を通じて大会初。女子は、織田夢海(17)=サンリオ=が219・44点で初優勝した。今大会は来年の強化指定選手の選考会を兼ね、男女各上位5人が選ばれた。
中学2年の小野寺がまたも強心臓を発揮し、真価を証明した。45秒間のランでは、1本目から高得点をマーク。一発の大技で競うベストトリックでは、今大会最高点をマークし両腕を突き上げた。年上のライバルたちを退け、2年連続で頂点に立ち「やりたい技をフルメーク(成功)できた。楽しみながら、自分に勝ててうれしい」と胸を張った。
12歳だった昨年大会で初優勝し、一躍ブレーク。今年5月には世界最高峰のXゲームで王者に輝き、9月には日本代表として杭州アジア大会も経験した。
パリ五輪も見据えるスーパー中学生は、声変わり前のあどけない声で「これからも自分の技を出して、全部勝っていきたい」と力を込めた。