大相撲で珍事 鳴戸親方の驚きの表情がNHKでバッチリ 元大関の正代はバツが悪そうな表情で引き揚げる

 正代(左)を攻める明生
 明生(右)は上手投げで正代を破る
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 「大相撲九州場所・10日目」(21日、福岡国際センター)

 平幕同士の対戦となった正代-明生戦で珍事が発生した。

 土俵際の投げで、元大関の正代と明生がともに土俵下に転落する、もつれた一番となった。行司軍配は明生に上がったが、物言いがついた。協議後、審判長が「同体ではないかと物言いがつきましたが、正代が早く落ちており、行司軍配通り、明生の勝ちとします」とアナウンスした。

 土俵下には、説明にうなずきながら敗戦を受け入れた正代の姿があり、再び土俵に上がって礼をした次の瞬間だった。

 なんと負けが確定した正代が、勝ち名乗りと懸賞金を受け取る蹲踞(そんきょ)の姿勢を取ろうとしたのだ。すぐさま間違いに気がついた正代はバツが悪そうな表情で土俵を降りたが、一連の行動を間近で見つめていた元大関・琴欧洲の鳴戸親方は目を見開き、驚く表情がNHKでバッチリ流されていた。

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