樋口新葉は11位発進 ジャンプでミス続き唇噛む「ルッツは練習でもないようなミス」 フリーは3A挑戦へ

 「フィギュアスケート・NHK杯」(24日、東和薬品ラクダブドーム)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、2022年北京五輪フィギュアスケート団体銅メダリストの樋口新葉(22)=ノエビア=は52・18点で11位発進した。

 冒頭のダブルアクセルは着氷したものの、続く3回転ルッツで転倒。3回転フリップからのコンビネーションも1回転トーループになった。「ミスが2つも出てしまって、点数も上がらなかった。そこの部分で悔しい」と唇をかみ、「ルッツは練習でもないようなミス。フランス大会より落ち着いていたし、足の震えもなかった。冷静に考えてジャンプを意識しすぎたのかな」と振り返った。

 優勝すればファイナル進出の可能性も残す今大会。厳しい状況となったが、25日のフリーに向けて「トリプルアクセルに挑戦したい。今シーズン復帰して、いい意味で結果にこだわりすぎないようになった。(トリプルアクセルに)挑戦して結果にこだわらずにやれればいいな」と、前を向いた。

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