青木祐奈が自己ベストで日本勢最上位5位「自信になる」復帰戦三原舞依はフリー転倒もあり8位 樋口新葉9位 日本女子6年ぶりNHK杯メダルなしに

 演技を終え、笑顔を見せる青木祐奈(撮影・中田匡峻)
 演技を披露する青木祐奈(撮影・中田匡峻)
 演技を披露する青木祐奈(撮影・中田匡峻)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(25日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子フリーが行われ、昨季のGPファイナル女王で、ショートプロプログラム(SP)4位の三原舞依(24)=シスメックス=はフリー109・82点、合計173・64点で8位に終わった。SP8位の青木祐奈(21)=日大=は自己ベストとなる184・46点で日本勢最上位の5位に、SP11位の樋口新葉(22)=ノエビア=は165・69点は9位だった。

 青木はコーチから「思いっきりやれることをやってきな」と背中を押されてリンクイン。「ルッツの上がって伸びきらない感覚があった」と得意技の3回転ルッツ-3回転ループを封印したことが功を奏し、大きな失敗なく舞い切った。

 ショート、フリー、合計点でも自己ベストを更新。「大舞台でショートもフリーもまとめられたのは自信になる。これからの緊張する舞台でも生かしていきたい」と笑顔をはじけさせた。

 右足首の怪我により、今大会が今季初戦となった三原は冒頭のダブルアクセル-3回転トーループ、続く3回転ルッツからの3連続ジャンプなど決めていったが、中盤の3回転ループで転倒。ただ、その後もしっかりと滑り切り、万雷の拍手を浴びた。

 樋口は冒頭でトリプルアクセルに挑み、転倒に終わった。その後もジャンプは回転不足が目立ったが、情感豊かな表現で滑り切った。

 NHK杯での日本女子の表彰台なしは2017年大会以来6年ぶりとなった。

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