伊藤美誠は勝利締めで7位 平野美宇は敗れ6位…選考ポイント34・5点差で最終決戦へ
「卓球・全農カップ大阪大会」(26日、Asueアリーナ大阪)
第6回パリ五輪代表選考会として開かれた。女子5-6位決定戦で、五輪代表争い2番手の平野美宇(23)=木下グループ=は、大藤沙月(19)=ミキハウス=に3-4で敗れ、6位。同3番手の伊藤美誠(23)=スターツ=は、横井咲桜(19)=ミキハウス=に4-3で競り勝ち、7位に踏みとどまった。平野は選考ポイント50点、伊藤は40点をそれぞれ獲得し、両者の差は10点広がって34・5点。最終選考対象となる来年1月の全日本選手権(東京体育館)で決着がつく。
五輪シングルス代表2枠を争う選考レースで、平野は今大会前に伊藤に24・5点差をつけ2番手だった。ともに準々決勝で敗れたため、5-8位順位決定戦で直接対決が実現。平野が4-0で制して優位をキープし、敗れた伊藤は五輪切符へ“黄信号”となっていたが、最終順位は1つの差となり、ポイント差の拡大を最小限に食い止めた。
◆パリ五輪代表選考ポイント女子上位6人(11月24日時点、日本協会発表)
(1)早田ひな=700・5点
(2)平野美宇=436点
(3)伊藤美誠=411・5点
(4)木原美悠=274点
(5)佐藤瞳=232点
(6)張本美和=230・5点
※今大会の獲得ポイント…1位=100点、2位=90点、3位=80点、4位=70点、5位=60点、6位=50点、7位=40点、8位=30点、ベスト16=20点
◆卓球のパリ五輪への道 日本協会が国内選考会を中心に独自に設定したポイントで争うパリ五輪代表選考は、来年1月の全日本選手権終了時点での上位2人がシングルス代表に決まる。残る対象試合は、今回の全農カップ大阪大会(優勝=100点)と、全日本選手権(来年1月・東京体育館、優勝=120点)の2大会。また、年内の国際大会で中国トップ3に勝利した場合はボーナスポイントが入る。