快挙!15歳張本美和が選考会初Vで涙「本当にうれしい」最強女王・早田ひなから初の金星 黄金世代3人から勝利
「卓球・全農カップ大阪大会」(26日、Asueアリーナ大阪)
第6回パリ五輪代表選考会として開かれた。女子決勝は、世界ランク14位の張本美和(15)=木下アカデミー=が、同5位でパリ五輪代表を確実にしている早田ひな(23)=日本生命=に挑戦。4-2で初の金星を挙げ、選考会で自身初の頂点に輝いた。
15歳の成長株が、日本のエース左腕から殊勲の勝利を挙げた。速いピッチで安定感あるボールを繰り出し続け、真っ向勝負の打ち合いを制した。2-2で迎えた第5ゲーム、ジュースにもつれ込んだものの、粘り強く返球を続けて14-12と奪取。さらに第6ゲームも11-9と競り勝って、声をあげて歓喜した。優勝インタビューでは涙を浮かべながら「すごくうれしい。最後の選考会で初優勝することができて本当にうれしい。優勝は初めてなので、すごく成長につながった大会になった」と声を弾ませた。
早田には5月の全農カップ平塚大会決勝で返り討ちにされるなど、これまで未勝利だったが、これが初の殊勲星。「今日が9回目(の対戦)で、全部負けっ放しだったが、今日は戦術の組み立てがいつもより良かった。(接戦で)メンタル的にはすごくつらくて、我慢我慢という気持ちで勝ち切ることができたのはすごく大きかった」と胸を張った。これで伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(木下グループ)と黄金世代3人全員から勝利を挙げた。
◆パリ五輪代表選考ポイント女子上位5人(今大会終了時点)(1)早田ひな=790・5点
(2)平野美宇=486点
(3)伊藤美誠=451・5点
(4)木原美悠=354点
(5)張本美和=330・5点