霧島「夢をつかまえたい」 師匠の陸奥親方定年前に綱とりを 九州場所V一夜明け会見「親方のおかげで人生変わった」
大相撲九州場所で2度目の優勝を飾った大関霧島(27)=陸奥=が27日、福岡市内の部屋宿舎で一夜明け会見に臨んだ。師匠の陸奥親方(元大関霧島)のしこ名を継承後では初めて、大関としても3場所目で初の優勝。「一つの目標だった。すごくうれしい」と笑みを浮かべた。
初場所(来年1月14日初日、両国国技館)では綱とりに挑む。横綱の地位を「神様。簡単にいくことはない」と表現。それでも「親方のおかげで自分の人生も変わった」と感謝する師匠が来年4月に定年を迎えるとあって「定年前にやっぱり一つの夢をつかまえたい」と、横綱昇進への意欲をみなぎらせた。
千秋楽の支度部屋では、ホラン夫人、3歳の長女・アヤゴーちゃんと初めて家族で優勝写真に納まった。まな娘の話題に「相撲が大好き。自分が負けるとすごく泣く。勝つとすごく喜ぶ」と頬を緩めた霧島。「何回でも撮りたい。そういうのが夢」と意気込みを新たにした。