「関西学生ラグビー、関学大４８－７同大」（２日、花園ラグビー場）

　ここまで６連敗を喫している同大が、関学大に敗れ７戦全敗でリーグ全日程を終了。既に最下位は決まっており、９日にＢリーグ１位の大体大と入れ替え戦（天理親里）を行う。大学日本一に４度輝いた関西の雄が、創部以来最大のピンチを迎えている。

　前半は０－１０で何とか踏ん張った同大だったが、後半になるとミスを重ねて関学大に次次にトライを奪われ、最後は４１点差の大差をつけられ完敗を喫した。関西学生ラグビーが現行のＡ・Ｂ・Ｃリーグ制になって、同大がＡリーグで７戦全敗となって最下位に沈むのは史上初めて。

　試合後の記者会見で宮本啓希監督は「後半は見えない部分でのプレッシャーでミスが出てしまった。今は悔しい。来週（の入れ替え戦）は同志社を守る戦いになる」と必死に前を向いた。プロップの山本敦輝主将も「来週は自分たちのやってきたことを１００パーセント出せるかにフォーカスしたい。伝統のある同志社大の一員として全ての力を出し切りたい」と大体大との入れ替え戦を見据えた。