細谷4位もMGC設定記録突破ならず パリ五輪残り1枠、瀬古氏「大迫選手も狙ってくる」

 「福岡国際マラソン」(3日、平和台陸上競技場発着)

 日本勢トップは細谷恭平(黒崎播磨)で2時間7分23秒の4位。パリ五輪男子マラソン代表の残り1枠を争うグランドチャンピオンシップ(MGC)「ファイナルチャレンジ」の対象レースとして設定された2時間5分50秒をクリアできなかった。パリ五輪代表は来年の大阪、東京で設定記録を突破した選手がいない場合、小山直城(ホンダ)、赤崎暁(九電工)に続くMGC3位の大迫傑(ナイキ)が最後の切符を手にする。ケニア出身のマイケル・ギザエ(スズキ)が2時間7分8秒で優勝した。

 パリ五輪代表の残り1枠を懸けた男子の第1戦では、設定タイムを突破する選手は出なかった。日本陸連でマラソンと中長距離を統括する高岡寿成シニアディレクターは「残念だが、今後多くの選手がチャレンジして更新することに期待したい」と願った。日本陸連で強化に携わる瀬古利彦氏は「大迫選手も狙ってくると思う。出る選手は5分台と言わず、日本記録(2時間4分56秒)を目指してほしい」と期待した。

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