日大会見は2時間45分で終了 予定を45分オーバー フリーランスの「だる絡み」質問に視聴者イライラ 2度CMまたぐ場面も「簡潔に質問まとめるお勉強しなよ」「司会者仕事しろ」
日大は4日、東京・市ケ谷の大学本部で林真理子理事長らが出席し、違法薬物問題で3人の逮捕者が出たアメリカンフットボール部についての改善計画などについて会見した。林理事長が同問題で公式に対応するのは、8月8日の会見以来、118日ぶり。第三者委員会の議長を務めた久保利英明弁護士、大学の再発防止検討委員会の益子俊志委員長も出席した。
林理事長は冒頭に「本学アメリカンフットボール部員が違法薬物を巡って逮捕起訴されたこと、大学対応の混乱により、関係者の皆さま方に大変な心配とご迷惑をおかけしましたこと、改めてお詫び申し上げます」と、謝罪した。競技スポーツ運営委員会が廃部の方針を示しているが、アメフト部の今後については「理事会で継続審議していくことになる」と、説明した。
自身の辞任については「色んなご意見があるかと思うが、まだ改革の途中。それを成し遂げないと、という思いが強い。ご理解いただければ」と否定した。会見は予定の2時間を45分超えて終了した。
会見は冒頭からフリーランスを名乗る記者が大学側の責任を追及し、長々と質問する場面が目立ち、視聴者はイライラ。1人の記者の1つの質問で6分を超える場面や、テレビでは2度CMに突入する場面もあり、「何度CM入れても、CM明けでもまだ喋ってるフリーランス記者。あんたの意見はどうでもええんやけど、とりあえず簡潔に質問まとめるお勉強しなよ」、「質問とは名ばかりの自説披露」、「司会者仕事しろ」、「居酒屋のだる絡みか」と、批判が巻き起こっていた。
会見には45社149人の報道陣が集結した。