“4回転の神”マリニンが史上初SPで4回転半成功の快挙!「嬉しい」今季世界最高106・90点で首位発進 当初スコア速報で4A無効 ジャッジも混乱

 演技を終えたイリア・マリニン(共同)
 演技するイリア・マリニン(共同)
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 「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、北京)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、世界選手権銅メダリストのイリア・マリニン(19)=米国=がSPで史上初となる4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)に成功し、今季世界最高の106・90点で首位発進を決めた。

 マリニンは冒頭に4回転半ジャンプに挑み、見事に着氷。その後、4回転ルッツからの連続ジャンプ、トリプルアクセルも成功させた。ただ、あまりの偉業に中継のカウンターでは当初4回転半ジャンプは無効で0点に。

 ただ、その後、しっかりと得点が認められ、宇野昌磨がマークしていた106・02点の今季世界最高を上回ってみせた。

 4回転半ジャンプは出来栄え点でも3・04点の加点を引き出したが、1人がマイナス5をつけているなど、ジャッジの混乱を伺わせた。

 上位3人による記者会見では「SPでクワッドアクセルをできたことが嬉しい。SPに入れるアイデアは長い間持っていた」と明かし、「素晴らしい魅力的なスケーターのみんながいるこのようなベストタイミング、場所で入れられた」と、胸を張った。

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