島田麻央 2位発進に涙止まらず 着氷乱れ「悔しい」も逆転2連覇へ首位と0・81点差

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、北京)

 ジュニアの女子ショートプログラム(SP)で、前回覇者の島田麻央(15)=木下アカデミー=は68・27点で2位につけた。上薗恋奈(LYS)は自己ベストの67・87点で3位、中井亜美が(TOKIOインカラミ)が65・04点で4位だった。シン・ジア(韓国)が69・08点で1位発進。また、男子SPで宇野昌磨(トヨタ自動車)は106・02点で2位につけた。

 15歳は目に大粒の涙を浮かべて悔しがった。最終滑走の島田はダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、フリップ-トーループの連続3回転ジャンプを成功させたが、最後の3回転ルッツは着氷が乱れた。SP曲「アメリカーノ」に乗って盛り上げたが、得点を待つキスアンドクライでは涙が止まらなかった。

 今季はジュニアGPシリーズを2連勝。11月の全日本ジュニア選手権はSPでジャンプミスがあり4位と出遅れたが、フリーで巻き返して逆転3連覇を果たした。

 今大会でもSPでミスがあった。「全日本ジュニアから続いてSPでミスをしたのが悔しくて、涙が出てしまいました。(SPの)3個しかないジャンプでミスをしてしまったので、すごく悔しいです」と肩を落とした。

 フリーではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループの2本の大技に挑戦し続けてきた。「自分はSPよりフリーを得意としているので、この大会も巻き返せるように頑張りたいです」。首位との差は0・81点。逆転での2連覇は十分に射程圏内だ。

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