大坂なおみがパリ五輪出場資格獲得の見通し 日本協会が見解…妊娠出産で長期休養も“特例”「正当な理由として認められる」

 日本テニス協会は8日、都内で報道陣向けの説明会を開き、女子で元世界ランク1位の大坂なおみ(26)が、24年パリ五輪の出場資格を得られる見通しであることを明らかにした。大坂は今年7月に第一子となる女児を出産。昨年9月から実戦を離れているが、31日開幕のブリスベン国際(オーストラリア)で復帰する予定で、パリ五輪出場にも意欲を示していた。

 五輪のシングルス出場枠は64で、各国からは最大4枠。来年6月の世界ランク上位56人が優先的に出場権を得られる。大坂は現在、1年以上ツアーから離れているためランキングが消滅しているものの、けが等で実戦から離れている選手に適用される特別ランキングで46位と圏内に入っており、権利を得られる見通し。

 また、東京五輪以降の国別対抗戦に2回メンバー入りするという条件は満たしていないものの、けが等の特別な事情があれば免除される。日本協会の川延尚弘副会長は「妊娠、出産で長く休まれて、正当な理由として認められる可能性が高い」と、申し立てが承認されるという見解を示した。

 大坂本人もパリ五輪出場に意欲を示しており、「今は娘のためにプレーしたいと思っている。自分の人生で大切なものを彼女に見せてあげたい」と語っている。ブリスベン国際で1年3カ月ぶりに復帰し、年明けには四大大会の全豪オープンに臨む。

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