15歳・中田璃士がSP4位から逆転初V!4回転成功で約10点差を大まくり!「来季は4回転増やしたい」日本男子5人目、男女アベックVは14年ぶり

 ジュニア男子で優勝した中田璃士
 ジュニア男子で優勝した中田璃士
 ジュニア男子フリーの演技を終え、ガッツポーズする中田璃士
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 「フィギュアスケート・ジュニアGPファイナル」(9日、北京)

 ジュニア男子フリーが行われ、初出場でSP4位の中田璃士(15)=TOKIOインカラミ=はともに自己ベストとなるフリー160・06点、合計227・77点で逆転初優勝を果たした。日本男子の優勝は小塚崇彦(05年)、羽生結弦(09年)、宇野昌磨(14年)、佐藤駿(19年)に続く史上5人目。前日に行われた女子では島田麻央が連覇を飾っており、男女アベック優勝は09年大会の羽生と村上佳菜子以来、14年ぶりとなった。

 冒頭の大技・4回転トーループを3・12点の加点がつく出来栄えで決めると、全てのジャンプを成功。演技後は右拳を大きく振り下ろし、喜びを爆発させた。大技成功で、SPでは首位と約10点あった差をひっくり返し、「グランプリファイナルで優勝したのは大きなこと。今シーズンまだまだ試合があるんですけど、1つ1つの試合を大事にしていきたい」と感慨深げだった。

 高難度のジャンプは「すごくジュニアで重要」といい、「跳ばないと勝てないので、来シーズンは4回転を増やしてもっと点数を出せたらなと思います」と目標に掲げた。

 ◆中田璃士(なかた・りお)2008年9月8日、英国・カーディフ出身。20、21年全日本ノービスA優勝。ジュニアGPは23年8月のバンコク大会で初優勝し、9月のイスタンブール大会で2位。同年11月の全日本ジュニア選手権で2位。趣味はゲームと音楽を聴くこと。162センチ。

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