「まるでソムリエ」“氷上の哲学者”町田樹氏の詩的解説反響「タイプライターを打つ音、流れてくる用紙」時に熱く「魅せられる男です!」 SNS「独特だな」

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(9日、北京)

 今大会、テレビ朝日で解説を務めたソチ五輪代表で“氷上の哲学者”と呼ばれた町田樹氏の解説がSNSなどで大きな反響を呼んでいる。

 この日の男子フリーでは、町田氏らしい詩的な表現がさく裂。1番滑走だったアダム・シャオイムファ(フランス)の演技には「タイプライターを打つ音、流れてくる用紙、それを飲み込み、意味深な振り付けで幕を開ける表現性の高いプログラムです」、「何かをノートに書き殴る音とともにジェスチャーが入る。そしてページがめくれ、プログラムのパートがシフトする」、「ここでこのクオリティはデカい!」、「ヴァイオリンの音階が上へ下へと激しく揺らぐ、それに呼応するようにスケートと上体の動きも上下左右へとうつろう」、「スケートのスピードがとんでもない次元に達する」と、独特の表現で視聴者を氷上の世界へといざなった。

 2番滑走のエイモズ(フランス)は転倒が続き、後半失速する内容だったが、鼓舞するように「ジャンプがなかったとしても魅せられる男です!」と、時には熱く解説した。

 SNSでは「町田くんの解説がおもしろくて演技が頭に入ってこない」、「町田君の解説、詩的で独特な雰囲気だな」、「詩的に解説続けるから実況の出番がw」、「まるでソムリエ」と大きな反響を生んでいた。

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