宇野昌磨 ファイナルでも苦しんだ回転不足「自分の力は出し切れた」も3つのジャンプが「q」判定に

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(9日、北京)

 ショートプログラム(SP)2位で、連覇を狙った世界王者の宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=はともに今季自己ベストのフリー191・32点、297・34点で2大会連続表彰台となる2位となった。SP首位の世界選手権銅メダリストのイリア・マリニン(19)=米国=がフリーも1位の207・76点、合計で世界歴代3位となる314・66点の異次元得点で逃げ切って、初優勝を飾った。

 宇野はNHK杯に続き、回転不足の判定に悩まされる結果となった。中盤のトリプルアクセルのコンビネーションが1回転半の単発になるミスが出た以外は、まとめた内容だったが、序盤の4回転フリップに4分の1の回転不足を意味する「q」マークがつき、後半の単発の4回転トーループ、トリプルアクセルからの3連続ジャンプの最後の3回転フリップにも「q」がついた。

 試合後は「なんとかやったなという感想が1つ目。比較的ジャンプ以外の部分がうまく体を動かしきれなかった部分はあるんですけど、でもしっかりと自分の力は出し切れた演技だったかなと思います」と、振り返った。

 NHK杯では「一個人的な感想」として、ジャンプ判定に言及。「僕が今から改善することは多分難しい。競技から退くのも全然あるなって思う試合でした」と、語っていた。

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