アメフト パナソニック荒木監督「一生懸命、パインアメをなめている」8年ぶりライスボウル制覇へ意欲
アメリカンフットボールの日本選手権、ライスボウル(来年1月3日・東京ドーム)で対戦する2チームが11日、東京都内で記者会見した。8年ぶりの頂点を目指すパナソニックの荒木延祥督は、3年連続同カードで過去2年敗れている富士通を相手に「(3連覇をさせては)盛り上がらない。そろそろ勝たせてもらおうと思って頑張る」と雪辱を期した。
今年は関西スポーツ界が多いに盛り上がった。プロ野球の阪神がオリックスとの関西対決となった日本シリーズを制し、サッカーでも神戸がJリーグ初制覇を果たした。
それに続く思いを問われた荒木監督は「もちろん。いま一生懸命、パインアメをなめている」と笑わせた。チームには阪神・佐藤輝明内野手と仁川学院高野球部で同期のWR桑田理介や、同部の後輩で元阪神投手の太田貢氏を父に持つDL太田郁也が在籍。特に38年ぶりの阪神日本一フィーバーには大きな刺激をもらった。
過去2度の対戦はいずれも惜敗。荒木監督が「この10年間は富士通さんの時代。どこを取っても隙のない日本一の組織」と認める強敵だが、3度続けて負けるわけにはいかない。今季からキャプテンを務め「PASSION」をスローガンにチームをけん引してきたLB青根奨太主将は「全身全霊を懸けて総力戦で戦う」と誓った。