GPF2位の宇野昌磨が帰国 異次元Vマリニンの存在が「1番のモチベーション」「彼のライバルでいられるように」
フィギュアスケートのGPファイナル(北京)で2大会連続メダルとなる銀メダルを獲得した世界王者の宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=11日、羽田空港に帰国した。
SPで史上初めて4回転半ジャンプを成功させるなど異次元の演技で世界歴代3位の得点をマークしたマリニン(米国)に屈し、連覇こそ逃したものの、「決して悪い気持ちではなく、うれしい気持ちもある。今後このハイレベルな中で戦っていけることに楽しみもあります。決してベストコンディションというわけではなかったので、次、世界選手権に出られたらこのハイレベルな中で、もっともっと自分のベストが出るようにしたい。今回、マリニン君が優勝しましたけど、今後、彼がフィギュアスケート界を引っ張っていく存在になるのは間違いない。彼にとってちゃんとライバルでいられるように、僕も最善を尽くしたい」と、振り返った。
ハイレベル戦を「楽しかった」と振り返った宇野。マリニンの存在が確かな刺激になっているようで「僕がネイサン(チェン)や、(羽生)ゆづくんとともに戦ってきた時と一緒で、よきライバルであり、よく仲間である。そんな存在がいるっていうのは僕にとっては1番のモチベーション」と、うなずいた。
6度目の優勝がかかる全日本に向けて「GPファイナルもすごくハイレベルでしたけど、全日本もまたすごいハイレベルな戦いになってくる。しっかりと自分の力を磨きあげて、世界選手権に出られるようにしたい」と、力を込めた。