JOC パリ五輪選手村に自費でエアコン用意へ「安心安全を考えた」アジア大会で選手に好評“漫画喫茶”も設置方針

 日本オリンピック委員会(JOC)は11日、各競技団体の強化担当代表者を集めたコーチ会議を都内で開き、来夏のパリ五輪や26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に向けた情報共有や、選手サポート体制を確認した。

 パリ五輪の選手村では備えつけの床冷房があるもののエアコンはないため、JOCがオプションとして自費で持ち運び可能なエアコンを全寝室ごとに1台用意する方針を明らかにした。選手からの要望が多かったことや、五輪の後に入村するパラリンピック選手には不可欠だといい、尾縣貢専務理事は「パラリンピックの方には体温調整が難しい方もいるということで安心安全を考えた」と説明した。

 また、今年9月の杭州アジア大会の選手村で試験的に導入した“漫画喫茶”のようなリラックススペースも、引き続き設ける見込みだという。モチベーションを高める本や漫画を読んだり、選手同士で談話したりと憩いの場として好評だったといい、発案者である水鳥寿思氏は「(会話の)声が(他の部屋などに)漏れ伝わってしまったとかの課題はあったが、アレンジして、(パリ五輪でも)ぜひ設置したい」と語った。

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