ラグビー日本代表HCにエディー・ジョーンズ氏復帰正式決定 岩渕健輔専務理事「最終的に反対意見はなく可決された」
日本ラグビー協会は13日、日本代表の新ヘッドコーチ(HC)に元オーストラリア代表HCのエディー・ジョーンズ氏(63)が就任すると正式発表した。同日の理事会で承認された。15年のW杯イングランド大会以来2度目の日本代表指揮官就任となる。
契約期間は24年1月から27年のW杯までの4年間。理事会後に岩渕健輔専務理事が取材に応じ、3人が最終候補者に残り7日に最終面接をしたことを明かした。その上で「他の2名の候補者と比べた場合により明確で筋道がはっきりしていた」とジョーンズ氏を選出した理由を説明した。
日本代表では12年から15年までHCを務め、同年のW杯イングランド大会では南アフリカ代表から歴史的勝利を挙げるなどジャパンを世界基準に引き上げた功績がある。
ただ、今年のW杯フランス大会ではオーストラリア代表HCを務め、チーム史上初の準々決勝進出を逃した。同国代表HCの前はイングランド代表の指揮官で19年W杯こそ準優勝だったが、その後は成績不振により解任されていた。岩渕専務理事は「19年以降前向きな成績は上げられていないのは事実。今がコーチとしてピークなのかという声もあった」と明かしつつ、「(理事会で)全会一致ではないが、大多数が承認した。最終的に反対意見はなく可決された。彼を支える体勢をどのように構築するか」と強調した。
ジョーンズ氏は14日に就任についての記者会見を日本協会の土田雅人会長と岩渕専務理事とともに行う。