ラグビー日本代表 エディー・ジョーンズ新HC「まずトップ8を必ず目指す」契約は27年W杯までの4年間
ラグビー日本代表の新ヘッドコーチに復帰したエディー・ジョーンズ氏(63)が14日、日本協会の土田雅人会長(61)と岩渕健輔専務理事(47)とともに都内で就任記者会見を行った。ジョーンズHCは「まず(W杯)トップ8を必ず目指したい。2019年はできて前回はだめだったという残念な結果だったが、常にこういったレベルを持続してキープできることを目指したい」と意気込んだ。
契約は2024年1月1日から次回の27年W杯オーストラリア大会までの4年間。現状のジャパンについては「今は強いだけでなくて、国民の皆さんにも愛されるスポーツ、競技、チームになっている。ますます力強いものにしていきたい」と話した。
80人ほどの候補者の中から絞り込まれ、リーグワンの東京ベイHCのフラン・ルディケ氏(55)ら3人と7日に最終面接を行い決まった。19、23年のW杯2大会を率いたジェイミー・ジョセフ氏の後任で、目標は日本史上初の4強はもちろん優勝となる。
ジョーンズ氏は15年W杯で日本の南アフリカからの金星に貢献し、歴史的3勝を挙げた。19年W杯日本大会ではイングランド代表を率いて準優勝だった。だが、その後は成績不振により昨年に同国代表監督を解任。次にオーストラリア代表指揮官として臨んだ今年のW杯も同国初の1次リーグ敗退で終え、大会後には退任した。
直近は結果が出ていない点では、手腕も疑問視されている。それでも日本で目指すべきラグビーはぶれない。「テーマとして挙げたいのがより速いラグビー、超速のラグビー。相手より速く動く、速くレスポンスするそういったラグビーをしていきたい」と語った。