日大アメフト部廃部が決定 臨時理事会に学生2人出席し再建案の発表も通じず
日本大は15日、東京都内で臨時理事会を開き、複数の部員が違法薬物事件で逮捕されたアメリカンフットボール部の廃部を決めたことを発表した。
日大によると、理事会にはアメフト部を代表して2人の学生(現主将と次期主将予定者)が出席し、同部でまとめた再建案の発表や決意表明があったという。それらを踏まえて意見が交わされた結果、廃部を決定した。
日大は広報課を通し「昭和15(1940)年に創部され83年の歴史を刻み、その間、数多くの栄冠に輝き、『フェニックス』の愛称で学内外に多くのファンを有する本学アメリカンフットボール部を廃止(廃部)することは、本学としては断腸の思いで下した決断でした。なお、本学としてはアメリカンフットボール部をいったん廃止(廃部)とした上で、同部の再建を検討する予定です」とコメントを出した。
また現在所属する部員や来年度から同部でプレーすることを希望する学生に対しては、「その活動の場として新たな受け皿を設けるなど、学生に不利益が生じないよう競技スポーツ運営委員会が中心となって支援して参ります」とした。
近日中にアメフト部部員と保護者に対する説明会を開催する予定。