元関脇寺尾の錣山親方が死去 回転の速い突っ張りを武器にファンも多く

 大相撲の元関脇寺尾の錣山親方(60)=本名・福薗好文さん=が死去していたことが17日、分かった。

 同親方は1963年2月2日、鹿児島県出身。父は元関脇鶴ケ嶺、母は25代横綱2代西ノ海の孫娘、長兄は元十両鶴嶺山、次兄は元関脇逆鉾という力士の家系に生まれた。

 79年7月場所で初土俵を踏んだ時には体重が85キロしかなく、増量に苦労した力士だったが、強く速い突っ張り、押し、いなし、はたき、下手投げを武器に出世し、85年3月場所新入幕。最高位は東関脇で、三賞は敢闘賞3回、殊勲賞3回、技能賞1回を獲得した。角界きっての美男力士、筋肉質のそっぷ型力士として女性に絶大な人気を誇った。

 02年9月場所で引退し、年寄錣山を襲名し、04年に部屋を開設。師匠として元小結豊真将(現立田川親方)、元幕内青狼、幕内阿炎らを育てた。

 通算成績は860勝938敗58休。通算勝利860は歴代9位、通算敗北938は歴代2位。幕内成績626勝753敗16休。通算出場1795回は歴代3位。通算連続出場1359回は歴代6位。幕内在位93場所は歴代4位。幕内出場1378回は歴代4位。幕内連続出場1063回は歴代4位。現役時代の身長は185センチ、体重116キロ。

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