元寺尾の錣山親方の訃報 「華のサンパチ組」相撲協会・八角理事長悼む「回転の良い突っ張りからの真っ向勝負。何度か苦杯を」
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日本相撲協会は18日、元関脇寺尾の錣山親方(本名・福薗好文さん)が17日午後8時27分、うっ血性心不全のため、都内の病院で死去したと発表した。協会の八角理事長は18日午後、藤島親方、高田川親方と都内の錣山部屋を弔問に訪れ、協会を通じてコメントを発表した。コメントは次の通り。
「突然の訃報に接し、ただただ驚いております。
『華のサンパチ組』として出世を競い合ってきました。回転の良い突っ張りからの真っ向勝負で、何度か苦杯をなめたこともありました。
現役を長く務められ、師匠としても、関脇阿炎、小結豊真将など多くの力士を育て、相撲道の継承と発展に尽力されました。
まだ60歳と若く、阿炎をはじめとする部屋の力士の成長を見届けたかったかと存じます。
生前の功績を偲び、謹んで御冥福をお祈り申し上げます」