全仏涙の失格騒動の加藤未唯 4日後の混合Vはペアの「やめてもいいんだよ」に奮起
今年6月のテニスの全仏オープン、女子ダブルスで返球したボールがボールガールを直撃し、危険な行為とみなされて失格となった加藤未唯(29)が18日、フジテレビ「ジャンクSPORTS」に出演。涙の失格騒動について語った。
加藤は女子ダブルス3回戦で、相手コート側への送球がボールガールを直撃。故意ではないことを訴え、謝罪したが、相手ペアの猛抗議もあり、失格に。泣きながらコートを去った。加藤は「(失格で)賞金とポイントをもらえなくて、罰金を支払いました」と説明。罰金は「100万円ちょいぐらい」と明かした。
パリ五輪出場に向け、ポイントを稼ぐことが大事なため、「賞金は別にいいとしても、ポイントもらえなかったとしたら、すごく残念」と告白。罰金については、来年の全仏までに警告をとられなければ約半分を返金してもらえるという。
一方、失格となった4日後には、ティム・プッツ(ドイツ)と混合ダブルス準々決勝に出場し、結果的には全仏で初優勝を飾った。失格騒動で、ティムからは「本当につらかったらやめていいんだよ」と言葉をかけてもらったが、「逃げたくない、彼のためにも頑張りたい、とエネルギーが出てきて、優勝できました」と笑顔で話した。
ちなみに混合ダブルスのペアはギリギリまで決まっていないそうで、今年の全仏では、「ティムから(締め切り)2分前に『組まない?』って声かけられて。『誰?!』って(感じ)」と笑い。順位を確認して、契約書にサインし、その後、互いに挨拶して連絡先を交換したという。