テニス 加藤未唯、涙の全仏失格騒動を改めて反省「来年全仏でリベンジしたい」飛躍の1年総括、来夏パリ五輪出場にも意欲

 来年の抱負として、一足早い書き初めで「冠」と書いた加藤未唯
 報道陣の質問に答える女子テニスの加藤未唯
 練習を公開し、ショットを放つ女子テニスの加藤未唯
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 女子テニスの加藤未唯(29)=ザイマックス=が19日、都内で練習を公開した。混合ダブルスで、今年6月の全仏オープンを初制覇するなど飛躍を遂げた1年を振り返り、「29歳で、キャリアハイを更新できた。ミックスダブルスでは小さい頃の夢だったグランドスラムの決勝の舞台に立ち、優勝もできた。すごくいい1年だった」と感慨深げ。「来年は女子ダブルスでも優勝したい。またジャンプアップできるように頑張る」と力を込めた。

 今年6月の全仏オープンでは、女子ダブルス3回戦で、プレーの間に返球したボールがボールガールを直撃し、相手の指摘後に危険な行為とみなされて失格となった。涙の失格騒動として大きな話題となったが、加藤は「当てちゃったボールガールの子にはすごく申し訳ない気持ちでいっぱいだが、私自身はもう失格を受け入れて、次につなげたいと思えている」と改めて言及。「2度とああいう失格にならないように気をつけると同時に、やっぱり来年の全仏でリベンジしたい。気を引き締めて2024年をスタートできるようにやりたい」と女子ダブルスでの雪辱Vに意欲を燃やした。

 また、全仏と同じ会場で実施される来夏のパリ五輪についても、「出場したい大会の1つ。私はクレーコートが好きなので、そこでの開催となると余計に出場したい気持ちが高まる」と意欲。一足早い“書き初め”では、来年の抱負として「冠」と筆で書き、「グランドスラムで優勝したいって気持ちを込めて『冠』にした。来年1年、この言葉を胸に頑張りたい」と力を込めた。

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