宇野昌磨、2連覇へ氷の感触確かめる「すごいいいわけでも悪いわけでもない」世界選手権代表は「選ばれなかったらドンマイって感じ」

 練習する宇野昌磨(撮影・佐々木彰尚)
 練習する宇野昌磨(撮影・佐々木彰尚)
 練習する宇野昌磨(撮影・佐々木彰尚)
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 来年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権は21日に開幕する。20日は会場の長野市ビッグハットで公式練習が行われ、男子で世界選手権2連覇中の宇野昌磨(トヨタ自動車)は、大会2連覇と6度目の優勝へ「特にすごいいいわけでもなく悪いわけでもなく。あとは試合でどうなるかという気持ち」と冷静だった。

 この日はショートプログラム(SP)の曲かけで4回転フリップ、4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を全て着氷するなど、順調に調整。「1日も無駄にしない練習をしたつもり。いいときも悪い時もあり、試行錯誤して今日に至る。いい部分も悪い部分もしっかりある。また試合の時にどういうジャンプになるかは分からない調子」と淡々と分析していた。

 今大会は世界選手権の代表選考を兼ねている。3枠の代表入りは優勝で確実となるが、「僕がこの大会で何の順位をとったら選ばれるのかわからないですけど、選ばれたら頑張りたいですし、選ばれるように頑張りますし、選ばれなかったら…ドンマイって感じだと思ってます」と笑った。

 11月のNHK杯でけがからの完全復活Vを果たした鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)も4回転サルコーを着氷するなど、上々の調整。「すごくワクワクした気持ち。その気持ちを試合でも忘れずにできたら」と意気込んだ。

 男子SPは21日15時52分から、男子フリーは23日16時35分から行われる。

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