大迫傑 パリ五輪特別視しない姿勢強調 「他の大会と一緒」「世界のトップと近づいていくだけ」
男子マラソンで元日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)が20日、都内で行われたイベントに出席した。10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で3位となり、現時点では3枠目のパリ五輪代表に選ばれる権利を持つが、「(自分の中の価値は)フラットというか、他の大会と一緒。世間の(五輪に対する)熱量と差がある。(自分は)あらゆるところでベストを尽くして世界(のトップ)と近づいていくだけ」と、来夏のパリ五輪だけを特別視しない姿勢を強調した。
来春までのMGCファイナルチャレンジで設定記録(2時間5分50秒)突破者がいなければ、大迫が代表に決まる。自らも選考レースに出場するかは明言しなかったが、「思うところもある。遠くない未来に発表できるかな」と予告した。