安藤美姫さんが15歳ジュニア男子と全日本で初タッグ 黒いヴィトンでおそろいコーデ 「美姫は幸せだよ」

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、ビッグハット)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、2007、11年世界女王の安藤美姫さん(36)が、今季途中から指導するジュニア男子の田内誠悟(15)=富士FC=のコーチとしてリンクサイドで見守った。

 選手の衣装と色をそろえることが多い安藤さん。この日は、黒い衣装の田内とのリンクコーデで、黒いルイ・ヴィトンのストールを巻いて、演技前に笑顔で声かけした。田内が連続3回転やダブルアクセル(2回転半ジャンプ)などすべてのジャンプで着氷し、SP63・89点を出すと、キスアンドクライでホッとした表情を見せた。

 田内は2月の全国中学校大会で優勝。10月から安藤さんにコーチを変更し、先月の全日本ジュニア選手権では6位だった。これまでは安藤さんの恩師・門奈裕子コーチに師事していた。

 2度目の全日本となったこの日の演技後は「(安藤コーチは演技前に)すごい楽しみだねと言ってくださった」と話した。また「落ち込んでるとき、悩んでるときは熱心に話してくださった。すごく愛情を持ってくださると感じる」といい、「美姫は誠悟の先生になれてすごく幸せだよと言ってくれたときは、なんていい先生なんだと(思った)」と笑顔で明かした。

 安藤さんはコーチ就任時に自身のSNSで、「私自身いろいろ悩みましたがとにかく選手が強い気持ちを持てるように。何より今後世界へ羽ばたく可能性のある選手の一人…。大事に育てていこうと決心をし一緒に歩んでいこうと思いました」と決意表明していた。

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