三浦佳生「会心の出来」も得点伸びず「失言してしまいそう」 腹痛抱えて出場、SP4位発進

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、ビッグハット)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季のグランプリ(GP)ファイナル5位の三浦佳生(18)=オリエンタルバイオ・目黒日大高=は93・91点。4回転サルコー-3回転トーループの連続技からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転トーループとすべてのジャンプで高い加点を得たが、最後のスピンがノーカウントとなった。

 点数を見て驚いた様子で、「かなり対策をして、ちゃんとシット(スピンの)しゃがめているラインを確認してきたがノーカウント」と不満げ。「これ以上言うと、本当に失言してしまいそうなんで、これ以上は控えます」と気持ちを抑え、「僕の中では会心の出来。体調を含めてほめてあげたい」と前を向いた。

 2週間前のGPファイナルでは胃腸炎に見舞われ、体重が約3キロ減になったという。この日も「朝起きたときにお腹の痛みで目覚めた。トイレに行ったけど気持ち悪くなってきて吐き気。公式練習の時間まで動けそうじゃなかった」と午前中を休養にあてた。

 しかし、「ファイナルも全日本もやらないといけない世界。そんなもの言い訳にならない。できることを尽くしただけ」と毅然。フリーへ向けて「お腹の痛みは残っていますけど、昼には病院に行って薬も処方してもらった。ここから崩さないようにしていきたい」と気持ちを切り替えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス