やり投げ北口榛花に異例の“プロ表彰” 「実業団だがプロ意識持って向き合っているつもり」大谷翔平&井上尚弥と同時受賞

 陸上女子やり投げで、今夏の世界選手権で日本勢初の金メダルに輝いた北口榛花(25)=JAL=が21日、プロスポーツ界の健全な発展ならびに振興に寄与した選手に贈られる「日本プロスポーツ大賞」の殊勲賞とNHK賞に選ばれ、都内で行われた表彰式に出席した。

 野球の大谷翔平(ドジャース)やボクシングの井上尚弥(大橋)らプロ競技のスーパースターと並んで殊勲賞を受賞するなど、アマチュア中心の陸上界からは異例の選出となったヒロインは「スポーツが数多くある中で、陸上競技、やり投げという種目にこういった賞をいただけて本当にうれしい」と感慨深げ。一方で、「(他の受賞者の)皆さんがプロ選手の中、私は実業団選手というくくりでやっているが、アスリートとしてはプロ意識を持って競技に向き合っているつもり。競技に集中できる環境を整えていただいている方々に感謝したい」と自負もにじませた。

 女子投てき種目としては快挙となる世界陸上での金メダルや、ダイヤモンドリーグでの年間王者にも輝いた。「今でも自分がやったとは信じられない。魔法にかけられた自分が、自分の意志とは関係ないところでやっているように自分の目には映る」と目を丸くしつつ、「今年最高の成績を残せたことはすごく自信になるし、ここがまだゴールではない。やっぱり(パリ)五輪でも金メダルという気持ちは強いが、4年に一度の特別な舞台はひと味違うと東京に出て感じているので、しっかり準備して、特別な思いを持ってパリに臨めたらいい」と決意を新たにした。

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