石川佳純さん パリ五輪代表争いの後輩2人にエール「後悔ないようにプレーして」平野美宇VS伊藤美誠 全日本選手権で決着
卓球女子の五輪3大会連続メダリストで、今年5月に現役を引退した石川佳純さん(30)が21日、プロスポーツ界の健全な発展ならびに振興に寄与した選手に贈られる「日本プロスポーツ大賞」の功労賞を受賞した。都内で行われた表彰式に出席し、「高校を卒業して約12年間プロとして活動させていただき、今日このような賞をいただけてすごくうれしい。(競技生活の)ご褒美をいただいて、本当にうれしい気持ちでいっぱい」と感慨を込めた。
自身は競技生活にピリオドを打ったが、来夏のパリ五輪に向けては代表争いが佳境を迎えており、女子シングルスではまだ確定していない2枠目切符をかけて、ともに東京五輪で共闘した平野美宇(23)と伊藤美誠(23)による一騎討ちとなっている。
来年1月の全日本選手権(東京体育館)で決着がつくが、石川さんは「あと1大会で決まる。後輩のみんなもすごく頑張っているので、後悔のないようにプレーしてほしい」とエール。「卓球という競技をたくさんの方に見ていただき、楽しさとか元気や勇気を届けられるようなプレーをしてほしいと思う。自分自身も立場は変わったが、引き続き卓球やスポーツの魅力をたくさんの方に伝えられたらうれしい」と実感を込めた。