坂本花織 自身の今季世界最高を上回る高得点 ISU非公認の参考記録も技術点、演技構成点で他選手を圧倒 

 ファンにあいさつをする坂本花織(撮影・佐々木彰尚)
 華麗な演技を披露する坂本花織(撮影・佐々木彰尚)
 華麗な演技を披露する坂本花織(撮影・佐々木彰尚)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日、ビッグハット)

 来年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねて開催され、女子ショートプログラム(SP)が行われた。

 世界女王で大会3連覇を目指す坂本花織(シスメックス)が78・78点でSP首位発進。国際連盟(ISU)非公認大会で参考記録となるが、GPファイナルで自身が出した公認記録の今季世界最高77・35点を上回った。山下真瑚(中京大)が、69・92点で2位。千葉百音(木下アカデミー)が68・02点で3位につけた。

 胃腸などの体調不良を明かしていた坂本だが、連続3回転などジャンプはすべて高い加点を得て成功。スピン、ステップも最高レベルを獲得し、技術点は全選手で唯一40点を超えた。また、表現力などを評価する演技構成点の3項目も、唯一すべてで9点台をたたき出し、完璧な演技で世界ランク1位の存在感を示した。

 課題としていたトリプルルッツでも、出来栄え点を獲得。坂本は「ランディングが怖かった」と言いながらも、中野園子コーチとキスアンドクライでリプレーを見て「今日のはいけたやろ!と話していました」と明かしていた。

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