元寺尾の錣山親方告別式 愛弟子の阿炎ら約400人が涙の別れ ファンから「ありがとう!」の声飛ぶ 戒名は「錣山院優好豊瑛居士」

 錣山親方の柩を見送る阿炎(撮影・金田祐二)
 出棺の際、涙を流す阿炎(撮影・金田祐二)
 立田川親方らによって運び出される錣山親方の柩(撮影・金田祐二)
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 17日にうっ血性心不全のため60歳で死去した大相撲の元関脇寺尾の錣山親方(本名福薗好文さん=ふくぞの・よしふみ)の告別式が23日、東京都江東区の錣山部屋で行われた。芝田山事業部長(元横綱大乃国)ら日本相撲協会関係者、大関霧島、関脇琴ノ若ら関取衆、元プロレスラーの高田延彦ら約400人が参列した。

 戒名は「錣山院優好豊瑛居士(てつざんいんゆうこうほうえいこじ)」。ひつぎには錣山親方が日本酒、大好きだったくまのプーさんのぬいぐるみ、弟子の子供からの手紙などが収められた。親族を代表し、愛息の福薗晴也さんが「本当に、本当に優しくて、ものすごい人でした。時折、福薗好文のことを思い出していただけると幸いに存じます」とあいさつした。

 出棺の際には、部屋を継承する立田川親方(元小結豊真将)や弟子たちの手でひつぎが運ばれ、まな弟子の阿炎は何度も涙をぬぐった。参列者や見守ったファンは「寺尾~っ!」、「ありがとう!!」と声をかけ、別れを惜しんだ。

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