三浦佳生 涙と充実の4位「今の自分の実力を出し切れた」 果敢に4回転3本
「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、ビッグハット)
来年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねて行われた。ショートプログラム(SP)4位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)が、フリー4位の186・17点、合計280・08点。最終順位は4位となった。
連続技を含めて4回転3本を投入。サルコーの着氷は乱れたものの、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)から始まるコンビネーションや、他の4回転ジャンプをミスなくまとめきった。キスアンドクライでは、手で顔を押さえて涙。初のメダルには届かなかったが「内容は満足。悔いは残っていない。今の自分の実力を出し切れた。表彰台に上がれなかったのは悔しいけど、いい演技が続いていた中で、いい演技ができた」と胸を張った。
世界選手権代表はこれまでの成績を総合的に判断されるため、まだ可能性は残る。「派遣された大会で結果を残して、(今大会で)自分より上の選手に勝てるようにしたい」。昨季の世界ジュニアと四大陸選手権の覇者は、国際大会でのさらなる躍進を誓った。