京産大4強進出 早大に前回大会のリベンジ成功 天理大と7大会ぶり関西勢2校が準決勝へ
「ラグビー・全国大学選手権・準々決勝、京産大65-28早大」(23日、ヨドコウ桜スタジアム)
準々決勝4試合が行われ、京産大(関西1位)帝京大(関東対抗戦1位)天理大(関西2位)明大(関東対抗戦2位)が来年1月2日の準決勝(国立競技場)に進んだ。関西勢2校が4強入りするのは7大会ぶり。京産大は前回準優勝の早大(関東対抗戦3位)を65-28で破り、3連覇を狙う帝京大は関学大(関西3位)を78-15で退けた。準決勝は京産大-明大、帝京大-天理大のカードで実施される。
強力FWがスクラム&モールを押しまくって早大を圧倒。関西王者の京産大が、8トライを奪う猛攻で3季連続の4強入りを決めた。前回大会の準決勝で1点差負けを喫した相手に37点差で強烈なリベンジ。広瀬監督は「京産らしいラグビーをやってくれた。スクラムで主導権を取れたことが大きかった」と満足そうに振り返った。
圧巻だったのは前半22分。ナンバー8のポルテレ(2年)がタックルを次々にはね飛ばして約25メートルを突進してトライ。試合の流れを一気に引き寄せた。「絶対にトライまで持って行く」と強い気持ちでボールを前に運んだ。11本のキックを全て成功させたFB辻野(3年)も「ベスト4の壁を破って、京産大の歴史を変えたい」と初の決勝進出へ意気込みを示した。