神村学園 異次元激走のカロライン「とってもうれしい」日本語で笑顔「今年は天気が良かった」全国高校駅伝
「全国高校駅伝」(24日、たけびしスタジアム京都発着、女子=5区間)
神村学園がトラック勝負の大逆転劇で5年ぶり2度目の優勝を飾った。1分20秒差でタスキを受けたアンカーのカリバ・カロライン(3年)が猛烈な追い上げを見せ、残り100メートルのところでトップを走っていた仙台育英をかわした。
主将としてチームをまとめたカロラインは「とってもうれしいです」と語った。当初の想定だった1分をオーバーする1分20秒でタスキを受け取ったが「去年は向かい風。今年は天気が良かった」とエンジン全開で先頭を追った。
有川監督は「ここまで(1分20秒は)想定していなかったので届くかどうか心配でしたけど、カロラインの勢いある走りを見た時にいけると」と目を細めた。想定オーバーに「やや厳しいかなと思ってたけど、落ち着いて走っていたので」と声に安どの色をにじませ、「トラックで勝てたのは夢のような瞬間」と語った。