佐久長聖が6年ぶり3度目V 留学生なしで衝撃大会新樹立 高見沢監督「留学生にいかに勝負するかも楽しみ」5区で2年生佐々木哲が圧巻51年ぶり区間新

 優勝した佐久長聖のアンカーを務めた篠和真(撮影・中田匡峻)
 優勝した佐久長聖のアンカーを務めた篠和真(撮影・中田匡峻)
 大会新記録をたたき出した佐久長聖の(左から)高見沢勝監督、7区・篠和真、4区・浜口大和、3区・山口竣平、2区・遠藤大成、1区・永原颯磨(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校駅伝」(24日、たけびしスタジアム京都発着、男子=7区間)

 佐久長聖が2時間1分00秒の大会新記録で6年ぶり3度目の優勝を飾った。留学生なしの日本人選手だけのチームで見事な記録を樹立した。

 3区で先頭を奪うと、5区(3キロ)、佐々木哲(2年)が8分14秒をマークし独走状態を作った。1972年の第23回大会で、小出(新潟)の浅井利雄がマークした8分22秒の区間記録を51年ぶりに塗り替えた。6区、アンカー7区も盤石の走りでそのまま逃げ切った。

 優勝インタビューで佐久長聖の高見沢勝監督は「風があった影響でタイムは望めないかなと思っていたが、選手が頑張ってくれた」と、選手たちを称えた。歴代最強の呼び声も高かった今年のチーム。「本当に、去年負けた悔しさが子供たちを強くしてくれた。選手の頑張りが1番。(5区区間新の)佐々木は、追い風だったので狙っていけと言った。出せよかった」と、語った。留学生なしのチームでスーパーレコードを樹立。「マラソンの記録も伸びている。駅伝もタイムを伸ばせるように努めていきたい」とし、その後の取材では「2時間1分ちょうどと聞くと欲が出ちゃいますね。(留学生なしでの戦いは)留学生にいかに勝負するかも楽しみではある」と、語った。

 アンカーの篠和真(2年)は「この経験を次の学年に上がっても生かして、またこういう舞台に立てるように頑張りたい」と、語った。

 2位には倉敷、3位には八千代松陰、4位には須磨学園、5位には埼玉栄が入った。

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