全国高校駅伝が大改革 来年から外国人留学生は男女とも最短区間3キロのみ登録可能に 今年は女子で神村学園がアンカー・カロラインで1分20秒差大逆転V

 1位でゴールした神村学園のカリバ・カロライン。後方は仙台育英・橘山莉乃(撮影・中田匡峻)
 神村学園のアンカーを務めたカリバ・カロライン(撮影・中田匡峻)
 2区、立命館宇治・大西桃花(左)を抜き、先頭に立つ仙台育英のデイシー・ジェロップ(代表撮影)
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 「全国高校駅伝」(24日、たけびしスタジアム京都発着、男子=7区間)

 女子は神村学園がトラック勝負の大逆転劇で5年ぶり2度目の優勝を飾った。1分20秒差でタスキを受けたアンカーのカリバ・カロライン(3年)が残り100メートルのところでトップを走っていた仙台育英をかわした。男子はオール日本人選手の佐久長聖が高校新、大会新の2時間01分で3度目の優勝を果たした。2位は倉敷。3区のサムエル・キバティ(3年)が14人抜きの猛追で、22分47秒の区間記録をマークした。

 大会本部はこの日午後3時、来年の大会から男女とも「外国人留学生のエントリーは2名以内とし出場については男子は2区または5区、女子は3区または4区(いずれも3キロ)で出場の1名とする」と発表した。これまではエントリー2名以内、区間は1区を除く区間で1名とされており、その後も検討事項として継続されていた。男女とも実力が求められる長距離やアンカーの起用が多く、この日、カロラインが走った女子の5区は5キロ、キバティが走った男子の3区は8・1075キロだった。

 男女とも3キロは最短区間となり、来季から起用が大きく変更される。大会本部は「外国人留学生の参加は高校教育のグローバル化、日本選手の競技力向上は考えられるものの、外国人留学生の特性も加味し、男女とも区間最短の3キロとした。今後も数年の大会結果を検証し、継続検討とする」と説明している。

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