最年少13歳の上薗恋奈が堂々4位 合計200点超え 大人顔負けの表現力 憧れは浅田真央さん

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(24日、ビッグハット)

 来年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねて開催された。女子フリーでは、初出場で今大会最年少、中学1年生でショートプログラム(SP)6位の上薗恋奈(13)=LYS=が、フリー4位の134・47点、合計200・69点で堂々の総合4位。国際スケート連盟(ISU)公認の自己ベスト(196・46点)を上回る200点超えを果たした。

 坂本花織、三原舞依らトップ選手とともに最終組に登場。その1番滑走でも物おじすることはなかった。ルッツ、トーループの連続3回転などすべてのジャンプで加点を獲得。長い手足を生かした大人顔負けの表現力も見せ、フィニッシュでは観客からスタンディングオベーションがわき起こった。

 200点超えと聞いた上薗は「びっくり!」と笑顔。「上手な選手たちと滑らせていただけて、いい経験になった。次に生かしていきたい」と大きな自信を得た様子。また、大舞台を終えた自身へのごほうびを聞かれると「甘いものが食べたい」と13歳らしさものぞかせた。

 愛知県出身で4歳の時に名古屋スケートフェスティバルで、元世界女王の浅田真央さんに「手を振ってもらった」ことが競技に興味を持ったきっかけ。5歳でスケート教室に通い、7歳でクラブに入った。今季ジュニアデビューながら、ジュニアGPシリーズの上位6人が進出できるファイナルでいきなり銅メダルを獲得。ニューヒロインとして注目された。

 ◆上薗恋奈(うえぞの・れな)2010年6月7日、愛知県出身。西春中1年。今季ジュニアデビューながらGPトルコ大会で優勝、ポーランド大会2位。ジュニアGPファイナルで3位に入った。11月の全日本ジュニア選手権3位。「かわいくて面白い」という「クレヨンしんちゃん」のティッシュケースを愛用する。特技はピアノ。157センチ。

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