阿炎 冬巡業に復帰「部屋の子たち引っ張る」 師匠・錣山親方告別式から一夜明け
大相撲の冬巡業は24日、栃木市で最終日を迎え、小結阿炎(29)=錣山=が参加した。17日にうっ血性心不全のため60歳で死去した師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の告別式から一夜明け「これからしっかりしなきゃいけない。師匠がいない分、(部屋を継承する)立田川親方と話し合って、部屋の子たちを引っ張れたら」と気丈に語った。稽古には入らなかったが、土俵入りと取組に参加し、温かい拍手を浴びた。
初場所(来年1月14日初日、両国国技館)は弔いの場所となる。「師匠だったら絶対に『気にせず、自分のできることを精いっぱいやれ』って言うと思う。何があるからじゃなく、ちゃんと相撲に向き合っていきたい」と極力自然体で臨む構え。自分らしい全力の相撲を天国に届ける。