15歳島田麻央 SP7位から巻き返し3位 トリプルアクセル成功も4回転は転倒「悔しい気持ち」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(24日、ビッグハット)
女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の坂本花織(23)=シスメックス=が154・34点をマークし、合計233・12点で3年連続4度目の優勝。15歳の島田麻央(木下アカデミー)は2年連続の3位だった。
2大会連続の銅メダルを決めた。果敢に挑んだ4回転トーループは転倒したが、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完璧に着氷。その後もステップやスピンで最高評価のレベル4を獲得するなど猛チャージし、SP7位から猛追した。
今大会では安藤美姫、紀平梨花以来の4回転ジャンプ成功とはならず複雑な表情。「すごく悔しい気持ちが大きい。自分の出番になって緊張してしまった」と唇をかんだ。
年齢制限でシニアの国際大会は出場できないため、世界ユース五輪(1~2月)と世界ジュニア選手権(2~3月)に出場する。30年冬季五輪で活躍に期待のかかるヒロインは「次は同じミスをしないように練習したい」と成長を誓った。