「フィギュアスケート・メダリスト・オン・アイス」（２５日、ビッグハット）

　２４日に閉幕した全日本選手権のメダリストらによるアイスショーが行われた。２大会連続６度目の優勝を果たした宇野昌磨（トヨタ自動車）は大トリで登場し、トリプルアクセル（３回転半ジャンプ）など情熱的な演技で会場を沸かせた。世界王者の舞いに拍手が鳴りやまず、アンコールでもう一曲。大会でも披露したＳＰを観客に届けた。

　ＳＮＳでは、フリーとＳＰの衣装を間違えていたことが話題になった宇野。その話を司会者から振られると、宇野は「今まで知らなかったです。色が違ったんですか？」とびっくりした様子。続けて「演技に支障がなくて良かったです。衣装を忘れることは２回くらいあった。そういうときのショーでは先輩に助けられて、今ここに立てている。後輩達にはこうならないように頑張ってほしい」と、ユーモアあふれる“神回答”で会場を沸かせていた。

　３連覇の懸かる世界選手権に向けて「最高の演技をしないと、皆さんの望んでいる３連覇に手が届かない。全く届かないとは思っていないので、最高のものが出せたらいける」と力強く語った。