バドミントン 奥原が6度目Vに王手「感覚が戻ってきた」 大堀とのA代表対決制す
「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
女子シングルス準決勝が行われた。2016年リオデジャネイロ五輪銅メダルの奥原希望(太陽ホールディングス)が、大堀彩(トナミ運輸)を2-1(21-16、20-22、21-13)で撃破して決勝進出。2大会ぶり6度目の日本一に王手をかけた。
注目のA代表対決。奥原が第1ゲームを奪うと、相手の猛追を耐え抜き、最後はライン上に落ちる的確なショットで勝負を決めた。度重なるけがに悩まされた昨年から、復調を実感し「プレースタイルや感覚が戻ってきた。A代表同士レベルの高い試合。お互いに力を出し合った」と汗を拭った。
決勝は杉山薫(BIPROGY)との初対戦を迎える。奥原は「若い選手で初対戦。勝っていい流れで五輪レースに戻れる。緊張感を持ちながら試合ができたら」。現在24年パリ五輪選考ランキングは、出場圏外日本勢3番手の22位だ。3大会連続の夢舞台へ。年内最終戦Vで締め、来年4月まで続く選考レースに弾みを付ける。