Bシード関大北陽 初戦敗退も初出場で花園に歴史刻む 阪神・岡田監督母校「アレ」は後輩に託す

 試合に敗れ、落胆する関大北陽フィフティーン(撮影・石井剣太郎)
 前半、トライを決める関大北陽・鷹尾享(撮影・石井剣太郎)
 試合に敗れ、落胆する関大北陽フィフティーン(撮影・石井剣太郎)
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 「全国高校ラグビー・2回戦、天理27-15関大北陽」(30日、花園ラグビー場)

 初出場ながらBシードだった関大北陽(大阪第1)は65回目の出場となる天理(奈良)に敗れ、初勝利はならなかった。前半14分に鷹尾享(3年)が先制トライ。しかし天理のモールからスキを突いて押し込む得点力に屈した。

 ナンバー8永井玲雅主将(3年)は悔し涙を流し「天理は一人一人が強く、まとまってきた。モールがすごかった。後半になるにつれ、こちらにミスが続いた。全国で相手が一枚も二枚も上だった」と振り返った。第1グラウンドでのプレーに「声援も大きく、独特の緊張感があった」と初出場のプレッシャーとも戦いながらも「この舞台で最高の仲間とできてよかった」とチームメートに感謝した。

 梶村真也監督(42)は「運動量の部分でも動き続けていましたし、全部出し切った」と選手をたたえ「負けたことは経験のせいではないが、負けたことによって経験が積み重なっていくのかなと思う」とこの1敗を同校の第一歩と捉えた。

 プロ野球で今年38年ぶりの日本一を達成した阪神・岡田彰布監督の母校。「いい意味でプレッシャーと刺激を味わいながら、楽しめたと思う」と梶村監督。勝利はならなかったが、同校の歴史を花園に刻んだことを誇りに感じていた。

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