桃田6度目V パリへ逆襲宣言「全試合を全身全霊でトライ」
「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
各種目の決勝が行われた。男子シングルスは、元世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)が、2大会連続6度目の日本一に輝いた。同女子では2016年リオデジャネイロ五輪銅メダルの奥原希望(太陽ホールディングス)が途中棄権し、2大会ぶりの優勝を逃した。
正確無比なショットで終始相手を翻弄(ほんろう)した。桃田は6度目の日本一に立ち「日本のエースを決める大事な大会。優勝できてうれしい」と笑顔。24年パリ五輪選考ランキングは、出場圏外の日本勢6番手と黄信号がともるが「出られなかったとしても、バドミントン人生はそこで終わりではない。試合に出る限りは全試合を全身全霊でトライしていけたら」と逆襲を誓った。