Bリーグ 河村ダブルダブル締め 「バスケットの普及度が高まった年」と総括 年内最終戦
「Bリーグ、三河89-72横浜BC」(31日、横浜国際プール)
横浜BCが72-89で三河に敗れた。W杯で48年ぶりの自力五輪出場に貢献した河村勇輝(22)は、チーム最長の34分2秒出場し、14得点、10アシストをマーク。2部門で2桁スコアを記録する“ダブルダブル”で年内最終戦を締めた。
第3クオーター(Q)中盤まではリードしたが、第4Qからギアを上げた相手の戦術を攻略できず、一気に差を広げられた。河村は「後手になってしまった。簡単にシュートを打たせてしまった。オフェンスは完全に僕のコントロール不足」と悔やみ、「今シーズンこの発言をどれだけするんだと。責任を感じてプレーしないといけない」とエースとして重く受け止めた。
それでも今年はW杯で五輪切符獲得の立役者して大活躍。Bリーグでは、ここまで個人成績で平均得点、平均アシスト数の2部門でリーグトップとなっている。「W杯もあって日本の中でバスケットの立ち位置、普及度が高まった年。ファンが多ければモチベーションも高くなる。本当に素晴らしい1年になった」と総括した。
来年はいよいよパリ五輪が開幕する2024年。激しいメンバー選考のためにもまずは、Bリーグシーズンを戦い抜く。「健康でバスケットをしている姿をファンに見てもらえれば。横浜BCとして優勝するために、1試合1試合負けられない戦いが続く。ファンと一緒に素晴らしい時間を感じられるような年にしたい」と気合を込めた。